成功するために


「新しいことをやれば必ずしくじる。腹が立つ。だから寝る時間、食う時間を削って、何度も何度もやる」


「失敗すると腹が立つ。それをバネに寸暇を惜しんで再度挑戦するのだ。そうすれば、何度も何度も繰り返すうちに、物事の原理や落胆する自分の気持ちの乗り越え方もわかってくるものだ」。

AERA 1991年8.20号より

その他名言・格言
名言・格言
 
苦しい時もある。
夜眠れぬこともあるだろう。
どうしても壁がつき破れなくて、
俺はダメな人間だと
劣等感にさいなまれるかもしれない。
私自身、
その繰り返しだった。
 
名言・格言
 
思想さえしっかりしていれば
技術開発そのものはそう難しいものではない。
技術はあくまでも末端のことであり、
思想こそが技術を生む母体だ。
 
名言・格言
 
私は若い社員に、
相手の人の心を理解する
人間になってくれと話す。
それが哲学だ。
 
名言・格言
 
自分の力の足りなさを自覚し、
知恵や力を貸してくれる
他人の存在を知るのもいい経験である。
 
名言・格言
 
失敗が人間を成長させると、
私は考えている。
失敗のない人なんて、
本当に気の毒に思う。
 
名言・格言
 
社長なんて偉くも何ともない。
課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。
要するに命令系統をはっきりさせる
記号に過ぎない。
 
名言・格言
 
伸びる時には必ず抵抗がある。
 
名言・格言
 
新しいことをやれば、
必ず、しくじる。
腹が立つ。
だから、
寝る時間、食う時間を削って、
何度も何度もやる。
 
名言・格言
 
進歩とは
反省の厳しさに正比例する。
 
名言・格言
 
人を動かすことのできる人は、
他人の気持ちになれる人である。
その代わり、
他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。
自分が悩んだことのない人は、
まず人を動かすことはできない。
 



★本田宗一郎

静岡県、現在の浜松市にあった鍛冶屋の長男として生まれる。高等小学校卒業後に丁稚奉公として東京・湯島の自動車修理工場に入社。6年後の1928年にのれん分けの形で浜松市に支店を設立して独立。事業を順調に拡大するも学問的な壁に突き当たり、1937年に現在の静岡大学工学部機械科の聴講生となり、3年間金属工学の研究に費やす。

1948年に本田技研工業を浜松市に設立。従業員20人でスタート。二輪車の研究を始める。1949年にホンダの副社長となる藤沢武夫と出会い、共にホンダを世界的な大企業に育て上げる。

1989年にはアジア人初の米国自動車殿堂入りを果たした。共に技術者出身ということもあり、ソニー創業者の井深大は本田宗一郎の親友であった。